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面白い語源

今まで調べてきて特に面白いと感じた語源をご紹介します。

company の pan は食べられる「パン」

com-「共に」pan「パン」-y「こと」
一緒にパンを食べる仲
【名】仲間、友達、会社

pan はまさかの食べられる「パン」なのです。com が「共に」を意味するので company で「一緒にパンを食べる仲」となり、そこから「仲間」や「友達」といった意味が生まれました。日本語でも似た発想の言葉に「同じ釜の飯を食う」があります。ご飯を一緒にする仲は「仲間」です。company は「会社」も意味します。「会社」は事業を一緒に成し遂げる「仲間」が集まる場です。語源を知っておくと一見違った意味も共通する発想から生まれるのだとわかります。ちなみに company と companion「コンパニオン」はつづりが似ています。これらも同じ語源です。


com-「共に」pan「パン」-ion「こと」
一緒にパンを食べる仲
【名】仲間、連れ

education は「引き出す」

e-「外へ」duce「導く」-ate「する」-ion「こと」
興味や力を引き出すこと
【名】教育

学ぶことで「興味や力が引き出される」と思いどおりにやれるようになって色々なことが面白くなります。education はワクワクする感じがあります。

海とマリネ

海は marine と書きます。marine はローマ字読みをすると ma、ri、ne で「マリネ」です。料理のマリネを思い出します。実は同じ語源です。「海」に沈めるように食材をひたす料理法がマリネです。


marinus「海の」
【形】海の、海洋の、海生の

marine「海の」-ate「する」
海に沈めるように
【動】漬け込む、マリネにする

アルバムとアホウドリ

アルバムとアホウドリは「白」が共通しています。


alb「白」
白い空間
【名】アルバム

alb「白」
白い鳥
【名】アホウドリ

アルバムは「白い」空間に写真を貼る冊子です。アホウドリは「白い」鳥です。

book は「書き残す」

book は「本」を意味します。さらに「予約する」も意味します。なぜ「本」と「予約する」といったまったく違う意味があるのだろうと疑問に思ったことはありませんか。その疑問は語源を調べてみるとスッキリします。


book「書き残す」
書かれたもの、書くこと
【名】本、帳簿、【動】予約する、記帳する

book の語源は「書き残す」なのです。「本」は「書き残されたもの」で、「予約する」行為は名前を名簿に「書き残す」ことです。どちらも「書き残す」ことが共通しています。そう考えるとなぜ book に「記帳する」意味があるのかも想像できます。

旅は怖い

fare「旅費」と fear「恐怖」はつづりは似ています。意味は一見似ていません。語源を調べると面白いことがわかります。


fare「旅」
旅にかかる費用
【名】運賃

fare「旅」
昔は旅に危険はつきもので恐ろしいものだった
【動】恐れる、【名】恐怖

fare と fear は「旅」という同じ語源なのです。昔の旅は明かりすらままならないので今よりも怖かったに違いありません。ちなみに「送別会」は farewell party と表し、farewell も同じ「旅」が語源です。


fare「旅」well「よい」
これからもよい旅を
【名】送別会、別れ

おつぎは?

いかがでしたか。「語源って面白いかも」と感じていただけたら嬉しく思います。

さて。実は語源には「かたより」があります。よく出る語源があればそうでないものもあります。『よく出る語源』では出てきやすい順番に語源を並べました。手っ取り早く身につけたいかたにおすすめです。

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